セイフウェイ・カパフルのサイン計画
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ワイ本来の美しさを持続・保護するため、ホノルル市は標識やサインに対して比較的厳しい規制を定めています。規制の主な目的は街に雑多なサインが 氾濫することを制限し、周囲の自然の景観を保護することです。その目的に向け、ホノルル市はサインマスタープランと呼ばれるプログラムを導入しました。
サインマスタープランはある特定のビジネスオーナーに、通常、土地利用条例で定められている数より20%増の標識やサインの使用を認めます。このプ ランに参加するには ビジネスオーナーが統一感のあるサインプログラムを確立し、ビジネスオーナー及び全てのテナントがそれに準じた標識やサインを同じ開発地所において使用す ることが条件になります。
理想の組み合わせ
セイフウェイは、ホノルル市のこのプログラムを大いに活かした理想的なクライアントでした。数十年にわたって北アメリカで店舗を展開してきたセイフ ウェイは、強力なブランドを確立し、広く消費者に受け入れられてきました。建物と調和する、統一感のあるサインとグラフィックを使用することは全国的な スーパーマーケットチェ―ンとしての成功の鍵をにぎる重要な要素でした。
クラランス・リー・デザインは、セイフウェイ、ホノルル市と共に、セイフウェイ・カパフル店及び同開発地所の他のテナントのサインマスタープラン・ プログラムをデザインしました。ホノルル市がこのデザインマスタープランを許可した重要な理由の一つは、このセイフウェイ・カパフル店と同開発地所のテナ ントの全てのサインにタロイモのモチーフを取り入れたことです。
セイフウェイは、市のサインマスタープラン・プログラムに準じた開発を行ったことにより、通常より20%増のサインの割当を許可されました。カパフルセイフウェイ・サインマスタープランはこの地所のための条例を確立しました。
Art Direction & Design: Richard Vierra
Design & Production: Glenn Coloma
Production: Ryan Ragus